子ども・若者文化　マンガ・いじめ・パソコン（絶版） [2042]

子ども・若者文化　マンガ・いじめ・パソコン
シスター成瀬教育Q&A1

成瀬　環　著

48ページ　185×125mm

定価：本体　250円+税）

ISBN　4-88626-204-2

1997年4月　初版発行

　あっという間に、インターネットで世界が一つに結ばれるようになりました。
l　驚異の進歩です。それにつれて何がどう変わったか、という細部のことではなく、世代の「質」全体が変わり始めているようです。
　 何でもオープンに、タブーは解禁、ということで、テレビで流される大人の世界が堂々と子どもの中に飛び込んできます。性の問題にしても、金銭感覚も、考え方もまたこれらに関する情報量にしても大人のサイズです。
　 けれども、社会の実体験や厳しい現実の波をまだくぐらないで大人を先取り体験してしまった子どもたちには「未知」は「既知」になり「未来」は「希望」の輝きをなくしています。そして大人たちは、彼らを躓かせているとは思いも及ばないのでしょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(著者による緒言）

目次

「この小さな者を躓かせるなら・・・」
　 もう子どもとは呼べない
　 テレビとマンガの落とし子・文化公害
「目が澄んでいれば全身が明るい、しかし・・・」
　 いじめる方といじめられる側と
　 学校はいじめの場
「この子たちの天使が天の父のみ前にたって・・・」
　 未来からの発信