聖人略伝(絶版) [246]

聖人略伝(絶版) [246]

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商品詳細

聖人略伝 〜典礼暦による〜  改訂増補版

ピエール・ジュネル著、十勝女子カルメル会訳、 中垣 純 監修

四六判 404ページ  税込価格 1600円

ISBN 4-88626-024-6

1989年6月24日 改訂増補第一版発行

 聖人たちは、私たちの模範であり、保護者である。
 聖人には、それぞれ聖霊の導きのもとに福音を生きる独特の生き方があった。

 現代の私たちが、いかに神と兄弟に仕えていくべきか、みごとな道を示している。
 聖人たちの生き方は 現代に生きる私たちへの 力強い励ましの メッセージに なっている。

 典礼暦にしたがって、1月1日から12月31日までの聖人の略伝を満載。


「 9月28日 聖トマス西と十五殉教者(記念日)

  世界史をひもとくと、多くの場合、キリストの福音が初めて伝えられたところではきびしい迫害が待ちうけ、多くの殉教者がいのちをささげてその福音を証している。

  わが国においても例外ではない。さきに日本二十六聖人が、そしてこのたびトマス西と十五殉教者が列聖された。古来『殉教者の血は信仰の種』といわれるが、今日の日本の教会は自分の信仰の起源をこれらの殉教者にもっていることを忘れてはならないだろう。

  17世紀初頭、激しい迫害の中をドミニコ会士たちが次々と来日した。アントニオ・ゴンザレスを長とする最後の宣教団はただ殉教によってしか信仰を証しすることができなかった。

  それはただあのイエスのお言葉『全世界にいき、すべてのものに福音を述べ伝えよ』を実行するためであった。 」