12月の聖人(フランシスコ・ザビエル、グアダルペの聖母、ルチアほか)

◆12/3 聖フランシスコ・ザビエル
 1506年スペイン生まれ。パリ大学在学中にロヨラの聖イグナチオに出会い、最初のイエズス会会員となった。1549年来日、鹿児島にて宣教活動を始め、日本のキリスト教普及に多大なる影響を及ぼした。
◆12/7 聖アンブロジオ
 4世紀の聖人。西ローマ帝国のトリールにて、ローマで何代も続いた著名な家柄に生まれる。帝国の高官であった父の死後、ローマで教育を受け、シルミウムで弁護士として、ミラノで執政官として活躍する。まだ洗礼を受けていないにもかかわらず、会衆の声を受けて受洗しミラノの司教となり、信者のために尽くした。教父、教会博士、古代ラテン教会の大説教者、神学者、司牧者。
◆12/8 無原罪の聖マリア ※2024年は主日に重なるため翌9日に記念します。
◆12/12 グアダルペの聖母
 1531年メキシコのインディオであった聖フアン・ディエゴに現れた聖母。聖堂の建立を望んでいることを司教に伝えるようディエゴに命じた。司教が聖母出現の証拠を求めると、聖母はディエゴに花を摘んで司教に届けるように命じ、ディエゴがそこに咲いていた季節外れのバラを自分の衣にくるんで持っていき司教の前で広げると、衣には聖母の姿が映し出されていた。
◆12/13 聖ルチアおとめ
 古くからの聖人、イタリア・シチリア島の殉教者。迫害の時代に信仰を公言し、貧しい人びとに財産を分け与えたが、ルチアに求婚を拒否された青年がそれを密告し、裁判にかけられ殺された。名前が「光」に由来することから、拷問の際に目をくりぬかれたとされ、シンボルとして眼球をお盆に乗せた姿で描かれる。眼の守護聖人。
◆12/14 十字架の聖ヨハネ
 1542年スペイン生まれ。カルメル会入会後、アビラの聖テレジアに刺激され、男子カルメル会の改革に着手。たいへんな苦労をしながらも最後まで改革の仕事を成し遂げた。すぐれた霊的著作を残している。
◆12/22 聖フランチェスカ・ザベリオ・カブリーニ ※2024年は日曜に重なるため主日が優先されます。
 1850年、イタリア生まれ。若い頃から修道生活に強く惹かれたが、健康上の理由で道が開けなかった。1874年ようやくコドーニョで修道会に入るが、宣教活動への関心がさらに高まり、イエスの聖心宣教修道女会を創立。海外のイタリア人移民の世話を目指して宣教会を創立したスカラブリーニと教皇レオ13世の勧めにより、北米で宣教活動を始め、アメリカで暮らすイタリア移民への援助に専念した。
◆12/25 主の降誕
◆12/26 聖ステファノ
 キリスト教史における最初の殉教者。ステファノはギリシア語で「冠」の意。新約聖書の中では、ルカだけが言及している(使徒言行録6-7章)。エルサレム教会の最初期、教会が選んだ「信仰と聖霊に満ちている」7人のうちの一人。12使徒と同様、宣教に従事したが、ユダヤ人から糾弾され、瀆神者として、律法に従って処刑された。
◆12/27 聖ヨハネ使徒
 イエスの弟子、12使徒の1人で、ゼベダイの子ヤコブの弟。福音記者。「主に愛された弟子」とも呼ばれる。かつて漁師であり、洗礼者聖ヨハネの弟子だったが、のちにイエスの弟子となったとされる。
◆12/29 聖家族 ※クリスマス後の最初の日曜と定められているため、2024年は12/29に記念します。

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