11月の聖人(セシリア、カタリナ・ラブレほか)

11月に記念する聖人の聖品をピックアップしました。
◇11/1 諸聖人の祭日
 すべての聖人を記念して祝う祭日。日本ではかつて万聖節と呼ばれた。
◇11/2 死者の日
 すべての死者を記念して祈る日。
◇11/3 聖マルチノ・デ・ポレス ※2024年は日曜と重なるため主日が優先されます。
 ペルーのドミニコ会員。1579年リマに生まれ、15歳でドミニコ会に入り、第三会員のまま誓願を立てた。若いときに身につけた理髪師、外科医、薬剤師としての腕を発揮し、町の貧しい人々のために人生を捧げた。ラテン・アメリカ全土で、幅広く崇敬されている。
◇11/17 ハンガリーの聖エリザベト ※2024年は日曜と重なるため主日が優先されます。
 13世紀、ハンガリー王の娘として生まれる。14歳でルートヴィヒ4世の妻となるが、夫の死後、身内の敵意の中で3人の子どもを連れて城を去り、試練の日々を過ごす。フランシスコ会員との出会いから、信仰による深い慰めを得て第三会員となり、施療院を開いて病人や貧者、浮浪者のために奉仕した。24歳で帰天。チューリンゲンのエリザベトとも呼ばれる。
◇11/22 聖セシリアおとめ
 2〜3世紀、ローマの貴族の生まれ。熱心なキリスト者で、未信徒であった夫とその弟は彼女の姿に心打たれ洗礼を受けている。殉教したその兄弟の墓地と聖堂を自宅に造ったことで捕らえられるが、むし風呂の刑に耐え、三度の斬首刑の後も3日間生き延び殉教した。音楽の守護聖人。
◇11/25 アレキサンドリアの聖カタリナ
 3世紀、エジプトの王族の生まれ。18歳のとき、皇帝の偶像崇拝の命に背いたことで棄教を迫られ、50人の哲学者と論争するが、結果彼らをキリスト教に改宗させた。突起のついた車輪で体を引き裂く刑を宣告されるが、車輪が奇跡的に壊れ、結局斬首の刑で殉教した。弁護士や学者の守護聖人。
◇11/28 聖カタリナ・ラブレ
 1806年、フランスの富農の生まれ。24歳でヴィンセンシオ・ア・パウロの愛徳姉妹会に入会。聖母のご出現があり、「不思議のメダイ」を作りその信心を広めるよう託された。このメダイの普及よって病気の回復など多くの奇跡が起こった。
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